ども。こんばんは。
ようやくRAID10の再同期が完了したので、早速ベンチマークというか速度テストをしてみます。
テスト環境は、
テストPC-> UTP Cat6a -> QNAP(QXG-10G1T)
※直結でリンクは1Gbps。テストPCは、最近作った、Ryzen 3400G、DDR4-3200 32GB、M.2 NVMe SSDのDeskMiniです。
QNAPには6本の8TBのWD REDを使ってRAID10構成のストレージプールを作成し、その上に1TBのシックボリュームを作成し、SMBでNASをマウントしCrystal Disk Markでテストします。
※ボリュームの違いは「家庭向けの“3ベイNAS”はいいとこ取り? QNAP「TS-328」徹底解説 (2/2) 2018年05月25日 10時00分 公開」がわかりやすいですね。
ジャンボフレームを設定しようとしたらDeskMini上で設定がない。というかドライバが古い。APP SHOPとやらで更新したつもりが何故かRealtekのドライバだけあたってなかった。。。
もっかいAPP SHOPで更新しても当たらない。。
うーん、ドライバ2015年って。
しょうがないので、手動で更新。
QNAPとの間では9170がMTUの最大ですかね。
ちょっと前置きが長くなりましたが、早速テストします。
■RAID10(SSDキャッシュなし、MTU 9000、オンボードNIC)
お。。。速攻で1Gbps超えた。。。
結果はこんな感じ。シーケンシャル(順次)リード、ライトはもう1GbpsだとNWがネックですね。時代が変わった。。
■RAID10(SSDキャッシュなし、MTU1500(ジャンボフレーム無効)、USB3.0外付けNIC)
ここまで来たら、もしかして外付けNICでも十分なんじゃないかと、今回合わせて購入した¥1,319のLUA4-U3-AGTE-BKでも試しました。
※中身はASIX AX88179です。
ドライバはWindows Updateでてにはいります。
LUA4-U3-AGTE-BK は、ジャンボフレームがMTU 4000までのようです。なのでジャンボフレームはOffにしています。
それでも即1Gbps超えます。。。
外付けでも対して変わんないですね。もういよいよ10Gbpsにしないとなぁ。
さて、RAID10では、シーケンシャルリード、ライトはもうネットワークがボトルネックだということがよくわかりました。
では、ランダムアクセスをもっと向上できないかという観点で、QNAPのキャッシュ機能を利用します。
キャッシュを設定するにあたって、SSDのオーバープロビジョニングを検討します。
参考:QNAP TS-431X2 アップグレード SSDキャッシュ化
キャッシュについては以下のようなデメリットも有るようです。
※また、キャッシュ用のSSDは、書き込みキャッシュにも使う場合はRAID1またはRAID10にする必要があり、取外ときにはキャッシュを一度無効化する必要があります。シャットダウンしたとしても、キャッシュが残っている可能性がありますので注意です。なお、キャッシュ設定時キャッシュ用のSSDの内容はすべて消えます。
参考:QNAPのSSDキャッシュは設定を間違えると無益どころか有害に
オーバープロビジョニングとは・・・以下サイトがわかりやすいです。
参考:SSDオーバープロビジョニングを理解する
参考:自作PC : SSDのTBWそのものを伸ばす方法があったぜ!(ガチなやつ)
で、QNAPにはSSD プロファイリング ツールというのがありまして、これを試してみます。
※参考程度にしろというメッセージが出ますが。。。
簡単な話、オーバープロビジョニングの割合を変えながらパフォーマンステストをしてくれるものです。余裕で7時間とかかかります。また、キャッシュ用SSDの内容はすべて消去されます。
テスト実行!
予測通り7時間ほどで完了。
うーん。10%くらいがいい感じかな・・・。それ以上は伸びがいまいちかなぁ。とりあえず10%で十分かな。
ただ、これキャッシュ専用だし全部使ってもいい気もしますねー。
ということで、SSDキャッシュ有効化(M.2 SATA WD Blue 500GB オーバープロビジョニング10%)で、再度テストしました。
あんまかわんねー。
というオチが付いたので、現在ボリュームもストレージプールも消して8TB 7本でのRAID6を構築中です。
RAID6でもネットワークが1Gbpsだとパフォーマンス変わらないかもですね。。。
まだ時間がかかるので、RAID6のテストはまた次回に。
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ではでは。またの機会に。